具体的な卸売業の機能のご紹介

１．情報収集・提供

商品の製造者であるメーカーの商品や生産情報を小売業に伝えて、消費者ニーズにマッチした商品や販売企画の提案、棚割の提案を行い、小売業からの販売情報を集めてメーカーに消費者が必要とする商品情報を提供し、商品開発につなげる提案を実施しています。

２．商品調達

販売データや消費者ニーズに基づき、全国の多くのメーカーの中からこれはという商品を探し出し、消費者の望む商品を提供することも行っています。
また、メーカーから商品を仕入れ、その商品を小売業に卸すという、生産と消費の間にある距離と時間を埋める機能も備えています。

３．リテールサポート

季節・催事に応じた商品提案や販売企画の提案、市場調査データの提供、経営全般・業態変更に関するアドバイスなど、幅広いリテールサポート（小売支援）を行っています。

４．受給調整

消費者が欲しいと思うときに売場に商品がなければ、何の意味もありません。特に毎日の生活に必要な「食品」なら、なおのことです。
卸売業が一定の在庫をストックした上で安定的な商品提供を行うことによって小売業の欠品を回避し、消費者満足の向上に努めています。

５．代金回収

小売業から商品代金を回収しメーカーに商品代金を支払うことで、メーカーの与信リスクを軽減しています。

６．多頻度・小口配送

日本の消費者の購買行動（食の多様化・買物頻度・鮮度重視）に対応するために、小売業に代わって流通加工を施し、こまめに（多頻度）必要な数量（小口）を配送することに取り組んでおり、特に日配（おにぎり、お弁当等）では一日数回の配送をしているケースもあります。これらの取組みによって売場内の商品が常に新鮮に保たれ、店舗での商品廃棄ロス・欠品によるチャンスロスを軽減しています。